土浦市産の常陸秋そばを使った焼酎「土浦小町」(仮称)の仕込みが5月26日、水戸市元吉田町の明利酒類で始まりました。新型コロナウイルス感染拡大の影響で低迷するそばの消費拡大が狙いです。11月にも発売します。
土浦市では新治地区の生産者11軒が100㌶弱の常陸秋そばを栽培。生産約100㌧のうち30㌧を市農業公社が買い上げています。新型コロナの影響で飲食店が不振に陥り、そばの販売は5割減と低迷。同公社はそば焼酎を土浦ブランドとして売り出すことを決めました。
この日は蒸した600㌔の玄そばを、もろみに混ぜ合わせる2次仕込みがありました。1週間かけて発酵させた後に蒸留し、約半年寝かせて熟成させます。720㍉㍑約1400本を製造し、1本1500円ほどで販売する予定です。仕込みに立ち会った安藤真理子土浦市長は「出来上がりが楽しみ。土浦の名産品として世に出したい」と話しました。